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老舗和菓子屋6代目店主が、おせんべいの新たな可能性を追求した
岐阜県大垣市に、創業1859年の老舗和菓子屋「田中せんべい総本家」があります。その6代目店主が、おせんべいの新たな可能性を追求し、160年先も続く店を目指して2023年にオープンしたのが、岐阜県大垣市上石津町堂之上の古民家カフェ「田の中屋」です。おすすめはランチのかまどご飯とせんべいスィーツでゆったり時間が流れる空間で頂くのはとっても懐かしく美味しいです。

おせんべいへの深い探求心が生んだカフェ

店主の田中さんは、「おせんべいの原材料を自社で作りたい」という長年の想いを抱いていました。その一環として、おせんべいの魅力をより多くの人に知ってもらい、地域との繋がりを深めるためにカフェの開店を決意。プライベートで訪れた上石津の田園風景に魅せられ、築50年の民家をリノベーションし、この場所で「創業から160年以上続くおせんべい屋が、次の160年も続くために営む店」というコンセプトを掲げました。
地元食材へのこだわりと懐かしさを感じる空間とランチ

店内は、土間や小上がりの欄間、縁側など、築50年の古民家が持つ風情をそのままに活かした落ち着いた空間です。米を炊くのは、昔懐かしいかまど。提供される野菜や米は、スタッフの家族が休耕田を畑にして作ったものを使用し、上石津で獲れたジビエを取り入れるなど、徹底して地元産にこだわっています。
心温まるこだわりのランチ

「田の中屋」で人気のランチは、おにぎりと豚汁プレート。旬の野菜がたっぷり入った豚汁の味噌には、味噌せんべいに使う自家製味噌を使用。おにぎりはふんわりと優しく握られ、フランス・ゲランドの塩と築地の老舗「丸山海苔店」の香り高い海苔が使われています。米の旨みと野菜の甘みが溶け合う一皿は、シンプルながらも素材へのこだわりが感じられる贅沢な味わいです。地元産の鹿肉を使ったカレーも評判で、食欲をそそるスパイスの香りが特徴です。
意外な組み合わせが光る、革新的なせんべいスイーツ7

ランチの後は、ぜひ「田の中屋」ならではのスイーツを楽しんでください。特におすすめは、銘菓「みそ入大垣せんべい」をベースにしたカフェ限定メニュー**「白まつほ」**です。半生に焼いた白いみそせんべいに、自家製キャラメルと丹波産大納言小豆のあんを添え、ゲランド塩でアクセントを加えた一品。ほのかな味噌の香りとキャラメルの甘み、そして大納言小豆の食感が絶妙に絡み合い、まるで洋菓子のような和スイーツです。
さらに、味噌せんべいを砕いて混ぜ込んだみそせんべいジェラートも、その意外な組み合わせと美味しさに驚かされます。田中さんが「和のクッキー&クリームでしょう?」と笑顔で話すように、新感覚の味わいが楽しめます。

地域と未来を見据えた活動
田中さんは、「160年後も今の環境を守りたい」という想いから、モノを大切にすることや自然に親しむことをテーマにした多彩なワークショップも開催しています。忙しい日常を忘れ、心を解放して参加してみれば、新たな気づきに出会えるかもしれません。
「田の中屋」は、古き良きものを大切にしながらも、革新的なメニューを展開し、地域との繋がりを深め、未来を見据える、唯一無二のカフェです。田中せんべい総本家の伝統的なおせんべいから、ここでしか味わえない限定スイーツまで、多様な商品が店内で購入できるのも嬉しいポイントです。
「田の中屋」で、おせんべいの新たな魅力に触れてみませんか?
公式Instagram
「田の中屋」の場所やアクセスは
「田の中屋」店舗情報
名称 | 田の中屋 |
ジャンル | 古民家カフェ |
住所 | 〒503-1637 岐阜県大垣市上石津町堂之上1023-1 |
電話 | |
アクセス | |
営業時間 | 11時〜16時 |
定休日 | 月曜日・火曜日 不定休あり |
備考 | 駐車場あり QRコード決済可 |
公式サイト | 公式Instagram |