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築100年を超える元金物店の歴史ある建物を受け継いだ風情あふれる空間
滋賀県彦根市、江戸時代の面影が色濃く残る旧中山道・高宮宿。かつて多くの旅人が行き交ったそのレトロな街並みに、時が止まったかのような佇まいを見せる一軒の古民家があります。
そこが「蕎麦と薬膳 素々(そそ)」。2025年5月にオープンしたばかりの、ここは単なる蕎麦屋ではありません。築100年を超える元金物店の歴史ある建物を大切に受け継ぎ、訪れる人を温かく迎え入れる、風情あふれる空間そのものがご馳走です。

ロケーション:旧中山道・高宮宿の風情
「素々」が位置するのは、近江鉄道「高宮駅」から徒歩約10分の旧中山道沿い。高宮宿は、かつて中山道六十九次の64番目の宿場町として栄えた場所です。
格子戸の家々や昔ながらの看板が残る通りは、どこか懐かしく、穏やかな空気が流れています。車を降りてゆっくりと散策すれば、まるで時代を遡ったかのような感覚に。このノスタルジックな街並み自体が、「素々」を訪れる旅のプロローグとなります。

空間の魅力:元金物店「釘重」の息吹を感じて
お店の建物は、築100年以上の歴史を持つ元金物店「釘重(くぎしげ)金物店」。その屋号が記された古い看板も残り、建物の歴史を静かに物語っています。
- 入り口から広がる非日常のれんをくぐると、そこは広い土間。ここで靴を脱ぎ、店内に上がります。このワンクッションが、外の日常から切り離され、ゆったりとした時間へと誘うスイッチのようです。
- 古民家ならではの意匠店内は、黒く艶光りする太い梁や柱が印象的な、落ち着いた和の空間。テーブル席と畳の座敷が用意されており、どちらも古民家ならではの温かみに満ちています。
- 窓外に広がる中庭と蔵席からふと目をやると、丁寧に手入れされた中庭と、その奥に佇む立派な蔵が。この景色が、食事のひとときをさらに特別なものにしてくれます。季節の移ろいを静かに感じられる、贅沢な借景です。
空間と調和する、誠実な「蕎麦と薬膳」

この歴史を重ねた空間で味わえるのは、奇をてらわない誠実な料理です。
多賀大社で30年以上愛された父が打つ、喉ごしの良い「手打ちの二八そば」。そして、店主である娘が、化学調味料を使わず季節の食材で身体を整える「薬膳料理」。

- 天もりそば(1,540円):手打ち蕎麦と、季節野菜の天ぷら。
- 季節の養生御膳:旬の食材を使った、目にも美しい薬膳のおかず。
- 紅梅そば(980円):自家製梅干しがアクセントの温かいそば。
古民家の持つ「素朴さ」や「本質的な美しさ」と、身体の「素(もと)」を大切にする料理が、見事に調和しています。

口コミ:「この雰囲気がたまらない」
訪れた人々からも、やはりその空間を絶賛する声が多く聞かれます。
- 「旧中山道沿いのロケーションがまず素敵。お店の雰囲気も最高」
- 「中庭を眺めながら、ゆっくりと時間が流れるのを感じられる」
- 「築100年の古民家が素敵すぎた。畳の部屋で落ち着いて食事ができる」
- 「レトロな空間でいただくお蕎麦は格別」
公式Instagram
店舗情報詳細
項目 | 詳細 |
店名 | 蕎麦と薬膳 素々(そそ) |
住所 | 〒522-0201 滋賀県彦根市高宮町2305 |
電話番号 | 090-3998-9719 |
営業時間 | 【月・木・金】 11:30~15:00 (L.O. 14:30) 【土・日】 11:00~16:00 (L.O. 15:30) ※蕎麦がなくなり次第終了となる場合あり |
定休日 | 毎週 火曜日・水曜日 |
アクセス | 近江鉄道「高宮駅」より徒歩約10分 |
公式情報 | https://soso-sobayakuzen.com/ (公式サイト) |
「蕎麦と薬膳 素々」は、ただ食事をする場所ではありません。高宮宿のレトロな街並みを散策し、歴史ある古民家の扉を開け、心と身体が喜ぶ料理を味わう――。そのすべてが繋がった、ノスタルジックな体験ができる場所です。忙しい日常を忘れ、ゆったりとした時間に身を委ねてみてはいかがでしょうか。